Googleアナリティクス(UA)バックアップサービス
Webサイトの解析データ消失の危機!
Googleアナリティクス 4への切り替えが必須
更新日:2023年6月21日
ほとんどの企業がWebサイトを立ち上げた際に、サイト解析を目的に導入しているのがGoogleアナリティクスです。2020年10月にβ版から正式に新しいバージョン『Google アナリティクス 4(GA4)』が発表され、使いやすさが向上することを期待する方も多いかと思いますが、それに先立ち直面する問題や注意点が出てきました。それは、Googleアナリティクスの現行バージョン『ユニバーサルアナリティクス(UA)』が2023年7月1日に計測停止され、2024年1月以降はログイン不可、データ閲覧およびデータのエクスポートが停止される可能性があることです。
Googleの公式ページでは、これまでサポート終了のお知らせでしたが、2023年5月10日には『ユニバーサル アナリティクスは廃止されます』と情報が変更されました。公式の記事でも明記されています通り、Google アナリティクス 4への移行や、データのバックアップを進めないと、Webサイトの解析データを必要な時に確認できなくなってしまいます。
さらに、2023年6月22日には『2024 年 7 月 1 日までにユニバーサル アナリティクスから過去のデータをエクスポートしてください』とのメッセージが表示されており、期限が近づいています。
このような状況で、紹介するべき手順やアクセス方法があり、データのストリーム化やバックアップについて、正確な情報をお伝えさせて頂きます。
■ Googleのサービスを使った、ユニバーサルアナリティクス(UA)データをバックアップする3つの方法
データをエクスポート | ・ CSV、PDFなどにデータを出力 ・ 解析には、別途データの加工や、解析ツールなどの導入が必要 |
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Reporting APIを利用 | ・ Googleアナリティクスのレポートデータを取得できるAPI ・ 開発・運用には、Java、Python、JavaScript などの専門知識が必要 |
Google Cloud BigQuery の データ分析機能を利用 |
・ 有償版のアナリティクス(GA360)のみ利用可 ・ 開発・運用には、SQLなどの専門知識が必要 |
現在、Google アナリティクス(UA)の画面を開くと、『このプロパティでは 2023 年 7 月 1 日をもってデータの処理が停止されます』とメッセージが表示され、残り終了までのカウントダウン画面が表示されるようになっています。GA4へ既に移行しているユーザーにはメッセージは表示されません。
Googleによる公式UA廃止情報
- ・2022年3月16日、ユニバーサルアナリティクス(UA)のサポート終了を公式発表
- ・GA4 プロパティを作成していない場合は、2023 年 3 月以降自動的に作成される
- ・2023年7月1日、UAを使った新しいデータの収集が停止
- ・2024 年 7 月 1 日にユニバーサル アナリティクスが廃止
- ・UAからGA4に移行してもはデータは引き継がれない
参照:アナリティクスヘルプ
GAバックアップに関するよくあるお問い合わせ
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簡単なバックアップ方法
ややこしい話しは抜きにして、簡単な設定でできる方法が望ましい
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安価に抑えたい
過去のデータなので、それほどコストはかけられない
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視認性
できれば慣れたGoogleアナリティクスの画面のようなものがよい
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利便性
データ保管だけでなく、今までみたいにサイト解析ができるようだと嬉しい
有料でもほとんどないバックアップサービス
Googleアナリティクス(ユニバーサル アナリティクス)のバックアップサービスを探しても、バックアップサービスを提供しているサービスが見つからない状況です。
あったとしても高額な費用であったり、オーバースペックなものばかり。
過去データを活用することを前提とした、UAのバックアップを行うためには、上記の様な専門的な知識が必要なため、タクトでは“Google アナリティクス (UA)バックアップ”からGA4への移行支援サービスの提供を開始いたしました。
ちょうどいい Google アナリティクス (UA)バックアップサービス
Webマーケティング戦略において、自社のデータを確実にバックアップすることは極めて重要だと考えております。そこで、タクトでは手軽に導入できる(UA)バックアップサービスを用意いたしました。このサービスは買い切りで提供し、Googleアナリティクスを活用するために必要なデータをバックアップする準備が整っています。
過去にGoogleアナリティクスを十分に活用してきた企業や、設定はしていたものの活用してこなかった企業にとっても、過去のデータ会社の財産でありは非常に貴重です。おそらく、コストを抑えつつも最低限のサイト解析が可能なGoogleアナリティクスのバックアップサービスを探しているのではないでしょうか。私たちの提供する(UA)バックアップサービスは、そんな企業のニーズに応える手ごろで適切なサービスです。
また、バックアップだけではなく、タクトではGoogle アナリティクス 4(GA4)の設定や解析、Web戦略の策定を行い事業推進のためのサポートも行っております。
■ Google Analytics Backupサービスの参考画面
タクトのUAバックアップサービスは、Google apiを利用したバックアップサービスになります。
データバックアップ期間:セットアップ開始より、10日から20日の期間で概ねバックアップが終了いたします。
※google apiの制限により月間300万PV以上あるUAのデータの場合は、更にバックアップまでの期間がかかりますので、早めにお申し込みください。
ちょうどいいUAバックアップサービスにご興味がある方
お気軽にお問い合わせ・ご相談くださいサービスの流れ
Googleアナリティクスの設定状況をヒアリング
今まで運用されていた状況を確認させていただき、GA4(Google アナリティクス 4)への移行状況など確認させていただきます。
GA4への移行作業が完了してない場合は、別途設定の手続きやサポートを行わせて頂きます。
Googleアナリティクスの情報共有
UAバックアップについては、Google Analytics API を使ってバックアップを行います。
接続を行うために、アカウントの管理権限(閲覧権限)を共有して頂きます。
バックアップサービスの開始
ライセンスの確認がとれましたら、APIの連動を開始し、バックアップを開始致します。
バックアップサービスの画面提供
管理画面をお伝えさせていただき、今までのデータを確認することができます。
バックアップ作業が開始されてから、毎日、APIの制限の範囲でデータを取得し続けます。
概ね10〜20日でデータのバックアップが完了致します。
ちょうどいいUAバックアップサービスにご興味がある方
お気軽にお問い合わせ・ご相談ください(UA)バックアップの料金体系
お気軽にお問い合わせください。
個社ごとの事情にそって最適な料金プランをご提案させていただきます。
GA4の設定やサイト解析のサポート
ご興味ある企業様はお気軽にお声がけください。
GA4移行とUA廃止の背景
Google Analytics 4(GA4)とユニバーサルアナリティクス(UA)は、両方ともGoogleが提供する無料のウェブ解析ツールです。しかし、最近のトレンドやユーザー行動の変化に対応するために、GA4では従来のページ単位の解析から、ユーザーの行動を重視したデータ収集へのシフトが行われています。
UAではページビューが重要な指標でしたが、GA4では「ページという考え方 → ユーザーの行動をデータとして取得するという考え方」への変化があります。特にアプリではページの概念が存在せず、動画などもページ内で完結することが多いため、ページ単位の解析ではユーザー行動を正確に把握することが難しくなっていました。
そのため、GA4では分析の主軸が「セッション」から「ユーザー」へと変わりました。ユーザーの行動やインタラクションをトラッキングし、ユーザーのパーソナライズされた体験に重点を置くようになりました。また、UAではユーザーの行動に対してデータを取得するためには、開発作業が必要でしたが、GA4では管理画面から簡単に設定が行えるようになりました。
GA4のアプローチは、よりユーザーセンテリックな分析を可能にし、ユーザーの行動やパフォーマンスの改善に焦点を当てています。ユーザーがどのようにサイトやアプリを利用しているかをより詳細に把握し、その情報を活用してマーケティングやビジネスの意思決定を行うことができます。GA4の導入により、より柔軟で洞察に富んだ分析が可能となり、タクトでは、効果的な戦略の策定や改善施策の実施などを得意としたBtoBWebサイト制作を行っております。
Google Analytics GA4とUAとの違いについて
データモデルの違い
UAでは、ページビューやセッションなどの古いデータモデルを採用していました。 GA4は、大幅に改善されたデータモデルを採用しており、データをより網羅的に収集し、より深い洞察を得ることができます。GA4では、イベントを単位としてデータを収集するため、より細かい粒度でデータを分析をすることができます。
ユーザー分析の改善
UAでは、顧客の行動を追跡するために、クッキーを使用していました。 GA4では、ユーザーセンターアプローチを採用しており、個々のユーザーの挙動を追跡することができます。これにより、顧客の完全な購買サイクルを把握し、より適切なマーケティング施策を講じることができます。
機械学習の導入
UAでは、機械学習を活用した機能は限定的で、主に標準レポートやカスタムレポートで使用されていました。 GA4では、機械学習を活用した解析機能が追加されており、データから自動的に洞察を得ることができ、より正確な予測を行うことができる仕様になっています。
イベントトラッキングの変更
UAでは、イベントトラッキングも可能ですが、追跡することができるカスタムイベントの数には制限がありました。 GA4では、イベントトラッキングの方法が変更され、ユーザーアクションのカスタムイベントを追跡することができ、Webサイトやアプリ内で発生するあらゆるユーザーアクションをトラッキングし、より詳細な分析を行うことができる仕様になってます。
クロスデバイスの改善
GA4では、クロスデバイストラッキングを実現するために、ユーザーIDを使用します。ユーザーIDは、ユーザーを一意に識別するためのIDであり、ユーザーがログインしている場合は、そのアカウントに関連付けられたIDが自動的に設定されます。ユーザーがログインしていない場合でも、GA4はユーザーの行動を追跡し、同じユーザーIDを使用して複数のデバイスでの行動を関連付けることができる仕様になってます。
根本的な設計の違いから、データの集計から計測方法まで異なる点が多いことから、UAのデータをGAへデータを移行すすることが難しい内容となっております。
GAを使った広告の効果解析
Googleアナリティクスは、ウェブサイトやアプリのデータ解析において、無料で簡単に導入できる人気の高い解析ツールです。多くの企業が利用しており、広告の効果を最大化し、サイトの成果を向上させるために活用されています。以下では、Googleアナリティクスを活用した広告効果の最大化とデータ解析のポイントについて整理します。
01.広告の効果を測るためGoogleアナリティクスの活用
広告の成果を正確に測定するためには、Googleアナリティクスの設定が必要です。まずは、タグの正しく設置し、コンバージョンを追跡するための目標を設定します。これにより、広告のクリックからコンバージョンまでの経路を詳細に把握することができます。
02.ターゲットユーザー行動の分析
Googleアナリティクスでは、タグやユニバーサルアナリティクスの機能を活用して、ユーザーの行動を詳細に分析することができます。サイトマップやページビュー、滞在時間などのデータを参考に、ユーザーのニーズや傾向を把握します。これにより、効果的な広告戦略の立案やコンテンツの最適化が可能となります。
03.ソーシャルメディアの活用とGoogleアナリティクス
SNSは現代のマーケティングにおいて欠かせない要素です。Googleアナリティクスでは、ソーシャルメディアからのトラフィックを追跡し、どのSNSチャネルが最も効果的であるかを把握することができます。これにより、SNSキャンペーンの成功要因や改善点を明確にし、効果的なプロモーションを展開することができます。
04.ダウンロードや資料の計測方法
Web上で提供する資料やダウンロードコンテンツの成果を測るためにも、Googleアナリティクスが有効です。イベントトラッキングやコンバージョンの設定を行えれば、ダウンロード数や資料の閲覧回数を把握することができます。特定のボタンのクリックや特定のページの閲覧をトラッキングすることで、どの資料が人気であるかやダウンロードが成功したかを把握できます。
05.ユーザーの行動パターンに基づいた改善策の立案
Googleアナリティクスのデータを分析することで、ユーザーの行動パターンや購買経路を把握することができます。これにより、サイトの改善点やユーザーエクスペリエンスの向上策を見つけることができます。例えば、離脱率の高いページやコンバージョン率の低いセクションを特定し、改善策を検討することで、サイトのパフォーマンスを向上させることができます。
06.継続的なモニタリングとレポーティング
Googleアナリティクスを活用したデータ解析は、一度行ったら終わりではありません。継続的なモニタリングとレポーティングが重要です。定期的なレポート作成やデータの分析を行い、トレンドやパターンを把握しましょう。これにより、マーケティング戦略の最適化や追加の改善策の立案が可能となります。
Googleアナリティクスは、広告の効果測定からユーザー行動の分析まで幅広い機能を提供しています。これらの機能を活用することで、サイトのパフォーマンスを向上させ、効果的なマーケティング戦略の立案に役立てることができます。タクトでは継続的なデータ解析と改善策の実施を通じて、より効果的なWebマーケティングを取り入れた戦略でPDCAを回しながらWebサイトの育成を行っております。